皆様へ
おはようございます。草野です。
今朝は梅雨は中休みでしたが、湿度は高く汗かきの私にとって
は厳しい通勤でした。一昨日の日経夕刊に、最先端の放射線
治療装置が紹介されていました。今まではCTと高精度の放射線
治療装置を使用した治療でしたが、今度はCTからMRIを使用
した最先端の放射線治療です。MRリニアックです。前立腺がん
の治療は週末2回照射で完了するので画期的です。この装置で
手術が難しいすい臓がんの治療に革命をもたらし、治療はたった
5回で1年後の生存率は65%、がんの再発を抑えられた人は、
83%に上り、重い副作用はなかったと書かれていました。
手術が難しいすい臓がん患者にとっては新たな根治治療の選択肢
ができました。放射線技術の進歩はものすごい速さで進んでいます。
昨日の米国NY株式市場のダウ平均株価は、利下げ期待とAI関連
景気敏感株への買いが集まり404ドル高と反発しました。
ナスダック市場は0.97%高と続伸し、20,000ポイント
を超えて引けました。ハイテク銘柄は買われています。為替は
144円台前半で、利下げは織り込んでいるようでした。
昨日の東京株式市場の日経平均株価は、米国株式の半導体株高
に連れられ、日本の半導体関連株が大幅に上昇し、642円高
となり、39,000円を一気に回復しました。半導体関連株
は値がさ株であり、買われると値が飛びます。逆もありますが。
プライム市場の売買金額は、4.9兆円と増加し、活況水準の
5兆円に近づいてきました。AI関連投資が続くと想定される
ため、AIに関する半導体銘柄やデータセンターの設備関連が
大きく買われました。反面、自動車は相互関税による減益が嫌気
されさえない動きとなっていました。プライム市場の騰落は7割
が値上がりしましたが、39,000円乗せの恩恵にあずかった
銘柄は少なかったということです。TOPIXの値上がり率は、
0.81%であり日経平均の値上がり率の1.65%からみれば
大きく見劣りしました。
今日の記事に、金融庁は、インサイダー取引違反が続いている
ことから、課徴金の引き上げを行うよう金融審議会に対して諮問
しました。課徴金の引き上げよりも行停止基準の引き上げの方が
効果があると私は思います。また、トランプ政権は「報復税」を
新設し、米国に対し不公平な税制を取っている国からの投資に
追加課税を行うとのことで、日本企業も対象になる公算が大きく、
関税に続く今日となると出ていました。トランプ政権のやることは
無茶苦茶です。
今日の東京株式市場の日経平均株価は、相互関税未解決のリスクは
ありますが、米株市場を反映し、続伸すると予想しています。
以上
経済記事から