皆様へ
おはようございます。草野です。
この3連休の後半の2日間は雨模様で外出を控えられた方も多かった
と思います。熊本では線状降水帯が発生し、河川が氾濫、土砂崩れと
大きな被害が出ています。人的被害も出ました。予想していなかった
ことが起きる世の中です。最悪の予想を想定した行動が被害を最小限
にします。先週から入ったお盆休みですが、この浅草橋でも週末まで
お盆休みのお店が多くあります。開いているのはコンビニ、スーパー
位です。お盆休みは家族が集まってご先祖を供養しますが私は自宅で
遠くから静かに供養をします。
昨日の米国NY株式市場のダウ平均株価は、CPIの発表を前に
高値圏のハイテク銘柄が売られ200ドル安と反落しました。CPI
が上昇し、市場予想を上回るとの見通しもあり、利下げは遠のくと
思われたことも下落に繋がりました。ナスダック市場も0.30%安
と4営業日ぶりに反落しました。為替は148円台前半まで円安が
進みました。トランプ関税の影響は徐々にマイナスに傾いており
不透明さが出てきています。日本経済への打撃も出てくると思います。
先週末の東京株式市場の日経平均株価は、関税交渉結果の齟齬が
あった15%関税について負担軽減措置対象とすることを米国は
約束したというニュースが伝わり自動車株、部品関連銘柄は大きく
買われ、市場全般が上昇し761円高と大幅に続伸し、一時は
42,000円台を回復しました。今までの先行き不透明・不安が
なくなったような買いの一方通行となりました。こんなに上げて
いいのか不安が頭をよぎりました。プライム市場の売買金額は、
6.7兆円と活況水準を通り越しました。久しぶりの大幅高、大商い
の株式市場でした。プライム市場の騰落は、7割弱が値上がりし、
TOPIXは3,000ポイントを越え、過去最高値を更新しました。
今日の記事に、日米関税交渉の日本からの指摘事項についての米側
の回答がありますが、なぜそのような認識の齟齬があったかまでは
記載されていません。約束事には文書が必要です。また、6月の実質
消費は前年同月比で1.3%増加しました。しかし、QUICKがまとめた
予測中心値は2.6%であり予測数値はあたらないという例でした。
また、1~6月の経常黒字は前年同期比で9.1%増の14.6兆円と
発表され、海外からの利子や配当などの収支を示す第一次所得収支の
黒字が全体を押し上げました。関税の影響で輸出が伸び悩む可能性はあり、
これから注視する指標です。また、7月の日銀の金融政策決定会合で
主な意見が公表され、米国の関税政策の日本への影響は見極めは今後
2~3か月必要との指摘がありましたが、年内の利上げの可能性に
ついて言及したとみられ、銀行株への買いに繋がったと思いました。
今日の東京株式市場の日経平均株価は、東京株式市場への資金流入は
継続すると考えますので続伸すると予想しています。
以上
経済記事から